なんでも雑記ワークダイアリー

20代後半サラリーマン。パラレルキャリな生活を送りながら、お仕事系・なんでも雑記系のオピニオン記事中心です。

キャリアコンサルタントと転職エージェント:仕事と目的の違い

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3〜4月が近くなってくると、転職市場も活発になっていきます。

Linkedinに登録していると、ちょくちょく転職エージェントの方から連絡が入ります。

その中に「キャリアコンサルタント」と名乗る方がいらっしゃるのですが、今回の改めて「キャリアコンサルタント」とは何なのかについて考えてみました。

また、転職エージェントでキャリアコンサルタント名乗る方の中には、必ずしも本当の意味での「キャリアコンサルタント」でない場合が多いので、そこも改めて整理したく思います。

キャリアコンサルタントは国家資格

キャリアコンサルタントは平成28年4月より、国家資格保有者の事を指します。

弁護士と一緒で、国家資格に合格して、登録を行わない限り、名乗ることさえも許されてません。

厚生労働省のHPでも;(「キャリアコンサルタント」について |厚生労働省

キャリアコンサルタントになるためには、キャリアコンサルタント試験に合格し、キャリアコンサルタント名簿に登録することが必要となります。キャリアコンサルタントには守秘義務が課せられ、個人情報や相談内容などの秘密が法律上守られます。また、キャリアコンサルタントでない人は「キャリアコンサルタント」やそれと紛らわしい名称を名乗れません。その他、キャリアコンサルタントは5年ごとに更新を行い、最新の知識・技能を身につける必要があります。

とあります。

しかし、巷には転職エージェントの営業担当者などが「キャリアコンサルタント」と名乗り、候補者へアプローチを行っております。(※もちろんちゃんと登録している方もいらっしゃいますが)

私の経験では、その傾向は特に外資系のエージェントに多いような気がします。(英語のタイトルを知らずに使っているだけなのでしょうがない場合もありますが)

キャリアコンサルタントの資格保有者は、多くの場合名刺やメール書署名にかかれていることが多いので、そちらで確認しましょう。


キャリアコンサルタントの仕事は転職者・労働者の為に

キャリアコンサルタントの仕事内容は、よく転職の支援のイメージが強いですが、それだけではありません。

コンサルティングを提供するのは、求職者だけでなく、様々な人の能力開発や強み弱みの発見、キャリア支援など多岐に渡ります。

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(出典:厚生労働省「キャリアコンサルティング」より)

なのでキャリアコンサルタントの仕事の内容は殆どの場合、労働や学生の将来のキャリア形成のアドバイスをしたり、トレーニングや研修などのアレンジをしたり、転職活動に限らず様々な業務内容となっています。


転職エージェントとキャリアコンサルタントの違い

それでは転職エージェントに属しているコンサルタントと、キャリアコンサルタントの違いは何でしょうか?

私の意見では、キャリアコンサルタントが転職エージェントで働くことは難しいのではないかと思います。

なぜなら転職エージェントは会社(人を雇うクライアント)の利益の為にビジネスが成り立っており、そもそもの利害関係が一致しないからです。


多くの転職エージェントは、求職者からはお金を貰わず、求職者をクライントに紹介して、入社が決まった時に年収の20〜40%の手数料を企業からもらうことで利益を上げていきます。

もちろん求職者の意向や意思も大切ですが、結局はクライントの求人ありきで、どちらかと言うと、キャリアコンサルタントと言うよりは、企業の為に人材を充足する「リクルーター」に近い業務になってくるかと思われます。

中には求職者の意思やキャリアを必ず第一に考えて、転職支援を行っている、というコンサルタントの方もいらっしゃるかと思いますが、私はお会いしたことが無いですし、そういった方がいたとしても、社内での営業目標や、ノルマなどに違和感などを感じているのでは無いでしょうか?

結局はお金をもらうのは求人を出すクライントです。雑に言ってしまえば、転職エージェントの仕事は、企業の求人へ適切な人材を見つけて紹介するというクライアントファーストな業務になってしまうかと私は思っています。

かなり色眼鏡をもった考え方ですが、もしかしたら「キャリアコンサルタント」という国家資格をもった転職エージェントさえも、その資格を利用してより候補者を説得させることや、信頼度・ブランドを高めるための「営業の手段」として使っている方もいるのでは無いでしょうか?


本当のキャリアコンサルタントになりたいなら転職エージェントにならないべき

そういった意味で労働者のキャリアを第一に考えた「キャリアコンサルタント」を目指す方であれば、転職エージェントになるべきでは無いかと思います。

「人の為になる」「より多くの人のキャリア支援をする」と意気込んで入社したはいいものの、転職エージェントのような単発の手数料ビジネスモデルでは、毎月・毎期、数字・ノルマが設定され、やっと目標達したと思ったら0に戻るの繰り返し、しかもその給与を払ってくれるのは求人側のクライアントとなれば、色々理想と現実がかけ離れすぎて、悩む事が多くなってくるのでは無いでしょうか?


キャリアコンサルタントはむしろ人事部に必要

ではどこでキャリアコンサルタントの力が発揮出来るかと考えると、私は企業の社内(バックオフィス)側、主に人事部に必要なのかと思われます。

私は人事部では無いですが、企業の事業計画を見ていく上で、採用・離職計画は重要なのでよく、人事部の方と仕事をしております。

彼らこそ、従業員のモチベーションをどう上げるか、どうしたら個々の長所を発揮出来る最善のキャリアパスや研修を提供できるか、どうしたら離職率を下げられるか?など試行錯誤している部署です。

本当に人の役に立つためにキャリアコンサルタントを目指すのであれば、企業の人事と言うのはかなり需要がある部署かと思います。


最後に

以上、ちょっと私が転職エージェントで良い経験がなかったので、少々偏った意見になってしまいましたが、「キャリアコンサルタント」に期待することをまとめてみました。

私はその経験から転職エージェントはキャリアコンサルタントではなく、「リクルーター」だと割り切って、「リクルーター」としてのコネクションの幅や、業界知識、第三者観点・交渉・求人検索代行としてお世話になり、大変助けになっています。

ただ決して、本当に自分の為に考えて転職活動を支援していただいてるとは思いません。むしろそれは自分の責任で、ちゃんと自分自身でかんがえるべきです。転職エージェントの鵜呑みは絶対に良くないです。ようは「リクルーター」も付き合い方によって、最高の転職が実現できるでしょう。

もちろん求職者の事を本当に大切に考えてくれる転職エージェントもいらっしゃるかと思いますが、いたら是非ともお会いしてみたいです。

むしろ自分のキャリアは自分自身で考えるべきだと思います。

転職エージェントを含めて、身内や同僚・上司など様々な意見を参考に、自分でき書籍や研究をして、最終的には自分で決断することにしましょう。


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